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ステンドグラスブログ

ついにアトリエ西側の窓のステンドグラスが完成しました！

2021/06/17

こんにちは、埼玉県さいたま市のステンドグラス工房「YUKO TERASHIMA ART & DESIGN」の代表寺島裕子です。

アトリエ西側には三角の形を生かした窓が４つあります。その形をいかしてステンドグラスのパネルをつける予定でした。

西側は特に午後３時以降、強い光が差し込みますので、この光を生かすパネルを考えてみました。
今回は４枚で１つの作品に見えるようなデザインにしました。

好きな動物の「キツネ」をモチーフに、植物と動物をうまく組み合わせて物語性のある世界観のデザインにしました。

左手が青い世界、右が黄色い世界と背景は１色ではなく、２つの色味を生かす形にしました。
ステンドグラスの魅力は色ガラスなので、うまく色を生かした形の構成を考えてみました。

こちらはシロツメクサのリースをセンターにクローバーをあしらいました。
クローバーは“三つ葉”の中に幸運のモチーフである“四つ葉”も混ざっています。
今回の絵の中にそういったモチーフを探す楽しみも加えました。

左手の青い背景のキツネに

右手の黄色い背景のキツネが花を差し出すという構図。

この二匹は左が女の子、右が男の子でもよいですし、家族、親子、友達、夫婦、恋人、どんなシチュエーションでも見る人が一番心に浮かぶ大切な人を思って見ていただけたらと思います。

中央のパネルの文字は有名なサンテグジュペリ「星の王子さま」の一節から「大切なことは目に見えない」という意味のフランス語にしました。
みなさんご存知のキツネが星の王子さまに語る言葉です。

インスタにアップしたところ、すぐに気づかれた方もいらっしゃいました！
とても心を打つ、素敵な言葉ですよね。
こちらフラッシュガラスにサンドブラストで表現しました。

両サイドの三角部分は花のパターンを総柄で入れました。
前から総柄のパターンデザインも試して見たかったのですよね。

こちらは左の青い背景にガーベラ

ガーベラの中心部は吹きガラスの作家の方が制作した棒状のガラスを集めて作ったピースを使用しています。　

こちらは右の黄色い背景にチューリップ

チューリップはトライアンフという種類の先端がシャープな形がイメージでした。

昼間は建物内部で楽しめますが、夜は中からの光で外から楽しめます。

特に西窓は三角の形が可愛く、ぜひ外から見ても楽しめるものにしたいと考えました。

このような形で、例えばオープンスペースの高い位置の窓や、屋根裏やロフトのようなスペースの飾り窓など、少し色を添えて遊び心を加えたり、美しい装飾で魅せるのにもステンドグラスはぴったりです。

形も四角や三角だけでなく、円形なども可能ですので、お気軽にご相談ください。

グラフィックデザイナーとして活躍した経験を活かし、
動物や植物、食べ物などのステンドグラス作品を作っています。