Technique
ステンドグラスの制作技法
ティファニー技法を主として、
サンドブラスト
フュージング
シルク印刷による絵付けなど、
様々な技法をプラスしながら制作しています。
通常大きなパネルは「ケイム技法」で作られます。
「ケイム技法」の場合、どうしても細かい表現は「絵付け」が主となります。
(最近では部分的に「ティファニー技法」をプラスした作品もあります)
「絵付け」による表現は深みのある繊細な表現が出来ますが、
「ティファニー技法」の場合、色ガラスが本来持つ、ビビットな輝きをそのままに、
繊細な表現が可能となります。
たくさんのガラスピースが織りなす独特の世界。
得意とする繊細なデザインをより生かすため、
あえてコッパーフォイルによる「ティファニー技法」で制作しております。
ステンドグラスの制作方法
ステンドグラスの技法には大きく分けて2つの方法があります。
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ケイム技法
ひとつは教会や公共施設で見られる、「ケイム」を使った技法です。
「ケイム」とは鉛をH型に成形したもので、
カットしたガラスを挟み込んで組んでいきます。
メリットとしては丈夫で耐久性に優れていること。
ただし、細かい分割には不向きなため、ディティールの表現は
主に“絵付け”で行われています。 -
ティファニー技法
対してアメリカのルイス・コンフォート・ティファニーが開発した、コッパーォイルを使った「ティファニー技法」があります。
コッパーフォイルという、銅で出来たテープをカットしたガラス1枚1枚に巻つけて溶接する技法です。
この技術により非常に細かい表現が可能になりました。
その他の技法
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フュージング
「ステンドグラス」のように、火を使わない“コールドワーク”に対して
近年人気なのが「フュージング」などの“ホットワーク”があります。
こちらは電気炉を使い、ガラスを溶かして形を作る工芸です。 -
サンドブラスト
被せガラス(フラッシュガラス)と呼ばれる、クリアのガラスの表面に色が乗ったガラスの表面に高圧の砂を吹き付けて部分的に色を落として絵柄を出す方法です。
こちらよりステンドグラス作品をご覧ください
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