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ステンドグラスブログ

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「フュージングで作るガラスのベーグル」のワークショップを行いました

こんにちは、埼玉県さいたま市のステンドグラス工房「YUKO TERASHIMA ART & DESIGN」の代表 寺島裕子です。

ゴールデンウィークまっただ中の5月4日(水)に郷乃倉さんのレンタルスペースでワークショップを行いました

以前郷乃倉さんの事務所店舗用にベーグルの意匠がついたステンドグラス照明を納品しました。
ちなみに郷乃倉さんでは本物のベーグルも販売中、ということで今回は「ベーグル」をテーマに。

照明に付けたガラスのベーグルをサンキャッチャーのような飾りにして参加者の皆さんに自分だけのオリジナルベーグルを作ってもらおう!という企画を考えました。
郷乃倉さんとは3月頃に会った時に「何か一緒にやれたら楽しいね〜」と話をしていて、この内容ならシンプルで自由度が高く、小さなお子さんから大人まで気軽に楽しんでもらえそうです。

ベーグルのステンドグラスライト

フュージングを楽しむワークショップ

最近、コロナや戦争など不安定な世界情勢の影響でステンドグラスの材料も高騰しています。特に色ガラスは100%海外からの輸入になります。
原材料の高騰だけでなく、物流の混乱も値上げの要因になっているようです。

素敵なガラスが高額すぎて手に入りずらい今、自分たちで工夫して“オリジナルのガラスを作る“ことが流行っています。
とは言ってもガラス板をゼロから作ることは出来ないので、基本的な色味のシンプルなガラスをベースにガラスの粒や粉、1〜2mm程度の細い棒、かけらなどを組み合わせて電気炉で焼成し、オリジナルデザインのガラスを作るのです!
それが「ガラスフュージング」という技法です。

出来上がったものは板ガラスだけでなく、お皿にしたり、今回のようにサンキャッチャーなどの飾りを作ることも出来ます。

通常のステンドグラスのワークショップでは銅のテープを巻く作業から進めてもらうことが多いのですが、小さなお子さんには少し難しいことも多く・・・。
それに比べて今回のフュージングワークショップでは皆さんはベースのベーグルガラス(これはこちらで作りました)を選び、好みのガラスの粒などを選んで加飾するだけ!
その後こちらでもう一度電気炉で焼成して完全にくっつけてからみなさんにお戻し、という流れです。

作業自体は単純なのですが、小さな粒の細かい作業に皆さん試行錯誤&苦戦しながらも楽しんでいただけたようです。
お子さんも参加してくれたのですが、真剣な目つきで作品作りに取り組んでいました。

ワークショップ風景

パーツを選んでベースに乗せていくというシンプルなワークショップでしたが、様々な形や色のパーツを自分のこだわりでチョイスしレイアウトすると皆さんの豊かな個性が垣間見えて、見ている私も楽しかったです。

参加者さんのステンドグラス作品

ワークショップは教室に比べて気軽に参加できるので、今後も機会を作って開催し、ステンドグラスの魅力を伝えられたら幸いです。

ステンドグラス制作のご依頼
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Yuko Terashima Art & Designとは

グラフィックデザイナーとして活躍した経験を活かし、
動物や植物、食べ物などのステンドグラス作品を作っています。

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