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ステンドグラスブログ
ステンドグラスを制作する時のガラスについて
2020/10/23
こんにちは、埼玉県さいたま市のステンドグラス工房「YUKO TERASHIMA ART & DESIGN」の代表 寺島裕子です。
先日書いたブログを読んだ知人から
「無地やマシンメイドのガラス以外のガラスってどういうこと?」と質問されました。
(先日のブログはこちらから。)
私はステンドグラス作家なので普通の感覚でそう書きましたが、言われてみるとステンドグラスをやっていない方からするとガラスって基本透明だったり、無地ですよね・・・。
ステンドグラスのガラスの種類
ステンドグラスで使うガラスは大きく分けると「マシンメイド」と「ハンドメイド」の2つあります。
マシンメイド
言葉の通り、機械生産なので安く、厚みも均一で個体差も少ないです。
ハンドメイド
一つ一つ職人の手作り。
単色のガラスでも微妙にグラデーションがかかっていたり、厚みも均一ではありません。
その分とても美しく、味があります。
ただし、非常に高価なものが多いです。
作品を制作する時はどちらかのガラスだけ(例えばハンドメイドだけ、など)という風には分けられず、さまざまな種類のガラスを併用しています。
ステンドグラスのガラスメーカー
ステンドグラスのガラスは専門的な製造技術を持ったメーカーさんが作っています。
数年前になりますが、有害物質への規制の強化などが影響し、多くのガラスメーカーが廃業の危機にありました。
ガラスメーカー同士が統合・合併などを繰り返して、近年やっと再生産にこぎつけた状況です。
ですので、ガラスの種類もかなり減りました。
そのため、色によっては「選ぶ」というよりも、そのガラスを使うしかない場合もあります。
価格も色によって異なり、例えば原料に金(ゴールド)を使っているビビットな「ピンク」は非常に高額です。
もちろんハンドメイドのガラスも高額になります。
とにかくステンドグラスは深くて楽しい
先のブログにも書きましたがハンドメイドのガラスは同じ柄がないので使う場所によって作品の雰囲気が大きく変わります。
また、クライアントの費用感も含めてガラスの選定やデザインも行っていかなければならないので、考える時はいつも色々なことが頭の中でグルグルしています(笑)
その辺がステンドグラスの深くて面白いところでもあります!!
ステンドグラス制作のご依頼Yuko Terashima Art & Designとは
グラフィックデザイナーとして活躍した経験を活かし、
動物や植物、食べ物などのステンドグラス作品を作っています。